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採用サイトにおける社員インタビュー記事の重要性と効果的な制作の進め方を解説!

社員インタビュー記事は、求職者が企業を深く理解するうえで採用サイトに欠かせないコンテンツです。実際に働いている社員の人柄や職場に漂う空気感といったリアルな情報は、給与や福利厚生などの条件面以上に求職者は強い関心を持っています。社員インタビュー記事は、採用サイトの中核コンテンツとして位置づけられます。

労働人口の減少や価値観の多様化が進む採用市場において、求職者は複数の企業を比較しながら、自分の価値観に合う就職先を選択します。そうした状況の中で、社員インタビュー記事は求職者の意思決定に直接影響を与える重要なコンテンツです。

しかし、ただ記事を掲載するだけでは、十分ではありません。インタビュー記事におけるテーマの設定・実施・ライティングの各プロセスで丁寧に工夫を重ねることではじめて求職者の共感を生むコンテンツになります。

本記事では、社員インタビューの重要性から準備・実施・ライティング・最新トレンドまでを体系的に解説します。

①採用サイトにおける社員インタビューの重要性

・企業の魅力をリアルに伝える

採用サイトには、企業の基本情報・募集要項・社風・職場環境に至るまで、さまざまなコンテンツが掲載されています。しかし、会社概要や事業内容などの画一的な説明だけでは、求職者は働き方をイメージしにくいものです。数字や制度の羅列はあくまでも概要であり、職場のリアルな雰囲気や仕事の価値・魅力まで伝えることはできません。

社員インタビュー記事を通じて求職者は、業務の進め方・仕事のやりがい・人間関係・組織風土を知ることができ、その企業で働いている自分自身の姿を想像します。社員が語る言葉には企業の存在意義や魅力だけでなく、職場に漂う空気感や社員同士の関係性が自然に表れます。採用ブランディングの観点からも、社員インタビュー記事は、企業らしさを可視化するための効果的な手段のひとつです。

また、社員インタビュー記事は写真と組み合わせることも大切です。信頼の置けるフォトグラファーが撮影した、表情が明るく表現されている写真や職場の雰囲気が伝わる写真とともに掲載することで、テキストだけでは不十分なリアリティを補完することが可能です。 

・求職者の期待を超える情報提供

求職者は就職ナビサイトなどの求人媒体から仕事内容や待遇といった基本情報を確認することはできますが、対象企業の組織文化や価値観、社員の人柄といった深い情報まで読み取ることはできません。求職者は採用サイトからこのような独自性の高い情報を期待しています。

多くの企業の採用サイトが似たようなコンテンツを掲載する中で、社員インタビュー記事は企業の独自性を伝えることができる強力なコンテンツです。インタビューを受ける社員の入社前に抱いていた不安や迷い、働き出して感じたギャップ、苦労した経験とその乗り越え方といった正直な話は、求職者の期待に沿う情報となります。

都合の良い情報しか並んでいないと感じられる採用サイトでは、求職者の信頼を得られません。一方、仕事における苦労や課題も含めて本音が語られている社員インタビュー記事は、企業への信頼感につながり、求職者の応募の決断を後押しする力を持っています。

②社員インタビューのメリット

・ミスマッチを防ぐための具体的な効果

採用活動における大きな課題のひとつが、入社後のミスマッチです。再採用や再教育を行う必要が発生し、膨大なコストがかかります。

社員インタビュー記事は、このミスマッチを防ぐための手段として機能します。業務上で発生する状況判断・責任・チーム連携・個人の裁量の大きさといった情報を社員の言葉で具体的に伝えることで、求職者は入社後の自分自身の姿をリアルに想像できるようになります。

記事内では成功体験だけでなく、苦労した経験やそれを乗り越え学んだこと、さらには現状における経営課題まで伝えることが大切です。こうした情報は求職者が選考を進めていくかを考慮する判断材料となります。また、応募段階から自社にマッチする可能性の高い人材が集まるため、採用活動の質が向上し、入社後の定着率アップにもつながります。

・企業文化や雰囲気を伝える

企業文化や職場の雰囲気は、求職者に言葉で伝えることが難しい要素のひとつです。チームワークや挑戦できる環境といった言葉は、多くの採用サイトで見かける表現ではありますが、求職者の心に届けるには、チームワークや挑戦できる環境が自社でどのように体現されているかを示すことが必要です。

社員インタビュー記事では、複数の社員の発言を通じて、組織としての共通の価値観や組織文化を読み取ることができます。意見を発信しやすい社風・上司との距離感・失敗を恐れず挑戦する文化といった要素は、社員の言葉で伝えることではじめて現実味を持って求職者に伝わります。

また、複数のインタビュー記事を並べることで、企業に共通する価値観や考え方を求職者に伝えることができます。この一貫性は採用ブランディングにおいて重要な要素であり、求職者はその価値観と自分自身を重ね合わせながら入社の判断を行います。

・社員のモチベーション向上

社員インタビューは、採用ブランディングだけでなくインナーブランディング(社内向けのブランディング)にも効果を発揮します。インタビューに参加した社員が、自分の言葉で仕事の意義ややりがいを語ることは、自社の良さや仕事の価値、さらには日々変化する会社の現状や会社の新たな一面を認識するきっかけとなり、自社への帰属意識や働く意欲を高めます。社員インタビューは採用活動だけでなく、組織文化の向上・社内の活性化という点においても大きな意義があるのです。

③社員インタビューの準備プロセス

・インタビュー対象者の選定

社員インタビューの内容は、対象者の選定によって大きく変わります。そのため、対象者は採用したいターゲット像や採用サイトのコンセプトを踏まえて選ぶ必要があります。

また、入社年次の異なる社員を複数名選定することで、入社直後の業務理解から一定期間を経たあとの役割の変化までを段階的に示すことができます。職種ごとに対象者を設定することで、それぞれの業務内容や求められる役割の違いを整理することが可能になります。

・質問リストの作成と共有

インタビューで得られる内容は、事前にどのような質問を用意するかによって大きく変わります。そこで記事を手掛ける制作会社から、基本的な質問事項をまとめた「質問リスト」を共有しておくことが大切です。

このようにすることで、対象者であるご本人が回答を準備することができ、余裕を持ってインタビューに臨めるようになります。その結果、回答していただく内容の具体性が高まり、業務内容や想いがより正確に伝わるインタビュー記事を制作することにつながります。

④効果的なインタビューのポイント

・リラックスできる雰囲気づくり

ご本人からできるだけ本音を引き出すには、安心してインタビューに臨むことができる雰囲気づくりが欠かせません。

そこで、インタビュー実施前に、対象者ご本人と積極的にコミュニケーションをとることが大切です。実施後も雑談から始めて、最近の業務の話やプライベートに関することなど、回答しやすい話題で場を温めながら、対象者の緊張をほぐしていくのです。

本題に触れた後もインタビュアーは積極的に相づちを打つなど、気持ちよく話ができるよう注意を払う必要があります。一つでも多くご本人から本音を引き出すために、緊張せず臨める雰囲気をつくることが欠かせません。

・深掘り質問

インタビューで得られる情報の具体性は、質問を重ねていくことによって高まります。例えば、やりがいを問う質問の回答に対しては、そのまま次の質問に進むのではなく、以下のような質問で話の内容を深掘りします。

・そのやりがいはどのような業務の中で感じたのか

・どのような出来事であったのか

・その際にどのような対応を行ったのか

このような深掘り質問こそが記事の質を決めていきます。多くの求職者に自社の業務の実態や対象者ご本人の魅力が届くよう、一つの回答からより具体性のあるエピソードを引き出すには質問の技術が伴います。

⑤インタビュー記事のライティング

インタビューで得られたさまざまな回答は再構成し、ストーリー化していく必要があります。社員インタビュー記事を魅力あるコンテンツに仕上げていくために、以下のポイントを踏まえながらライティングを行います。

・情報の構造化

インタビューをそのまま書き起こした展開で記事を構成した場合、求職者にとっては理解しづらい情報となる可能性があります。ライティングに入る前の段階で、インタビュー内容を丁寧に整理し、構成を設計するプロセスが必要です。発言の背景や前後の文脈を踏まえて再構成することで、社員の考え方や働き方が一貫した流れとして理解できるようになります。

こうした整理を行うことで、記事は発言の記録ではなく、求職者が入社後の働き方やキャリアを具体的にイメージできるストーリーへと変わります。また、情報の伝わり方が整うことで、企業として伝えたい内容と求職者が知りたい情報が適切に届きます。

記事の質は文章表現だけで決まるものではなく、情報をどのように整理し、どの順序で伝えるかによって大きく左右されるのです。

・求職者視点での表現

記事をライティングする際に大切なことは、求職者の視点を常に持つことです。

例えば、専門用語や業界固有の略語は、初めてその業界を志望する求職者には理解できない可能性があります。こうした言葉に適切な補足説明を加えるといった小さな工夫を積み重ねていくことも、質の高い記事を生み出すうえで重要なプロセスです。

会社が伝えたいことと求職者が知りたいことは必ずしも一致するとは限りません。インタビューで得られた数々の情報の中から求職者にとって価値ある情報を取捨選択しながらライティングを行う必要があります。

⑥事例のご紹介

私たちはこれまでたくさんのお客さまの採用サイトを制作してきました。本章では社員インタビュー記事において工夫や独自性が見られる採用サイトの事例をご紹介いたします。

・多くの社員の声とプロジェクトストーリーで仕事のリアルに迫る——スター精密株式会社さま

事例の詳細については下記バナーをクリックください▼

精密機器メーカーとして工作機械と小型プリンターの分野で世界的な存在感を放つスター精密株式会社さまの新卒採用サイト制作を担当させていただきました。

お客さまが抱えていた課題のひとつは、「BtoBかつニッチな事業領域ゆえに、事業内容や仕事の実態が求職者に伝わりにくい」という点でした。そのため、お客さまが持つ技術力の高さや社員の人柄、風通しの良い社風といった自社の強みを採用活動に活かしきれていなかったのです。

そこで、私たちは実際にあった製品開発のプロセスをストーリー形式で伝えるプロジェクトストーリーを制作。製品が生まれるまでに多くの部門が関わり、試行錯誤を重ねながらチームで課題を乗り越えていく過程を座談会形式でライティングしました。これにより、仕事のやりがいや達成感、さらにはコミュニケーションを大切にしているお客さまの社風が求職者に伝わります。

さらに、技術系・事務系・新卒・中途を問わず20名もの社員インタビューを掲載しました。職種・入社経緯も異なる社員が、仕事の想いを語ることにより、この企業で働く醍醐味が多角的に伝わります。加えて、部門をまたいだ座談会コンテンツでは、職種・部門・年次に関係なく社員同士のコミュニケーションを大切にしている会社であることが理解できます。

個人の経験談としての社員インタビューと、複数の社員が対話する座談会を組み合わせることで、組織文化や仕事の魅力を多角的に可視化した事例です。

・クライアントとの対談で「信頼の証」を示す——株式会社BNGパートナーズさま

事例の詳細については下記バナーをクリックください▼

次にご紹介する事例は、クライアントの経営課題を人や組織の力で解決するHRaaS企業、株式会社BNGパートナーズさまの採用サイトです。

中でも実際のクライアント企業の担当者と社員が対談する「挑戦者対談」では、社員の仕事ぶりや評価がクライアントの言葉で語られており、クライアントからの評価や関係性・自社の価値が第三者目線で証明されています。社員の言葉とクライアントの証言を組み合わせるという設計は、採用サイトにおけるインタビューコンテンツの可能性を広げました。

⑦動画インタビューの活用

テキストと写真で構成される従来の社員インタビュー記事に加え、動画による社員インタビューが定着しています。動画は社員の表情・声のトーン・身振り手振りといった非言語情報まで伝えることが可能です。そのため、社員の人柄や熱量が画面から求職者に直接伝わり、志望意欲を高める効果が期待できます。

ただし、動画を制作する際もインタビュー記事と同様に目的を明確にすることが大切です。記事で詳細を伝え、動画によって雰囲気・人柄・熱量を補うといった役割分担を設計することで、両者の強みを最大限に活かすことができます。

また、1分〜3分程度のショート動画はSNSとの親和性が高く、採用サイトとSNSを連携させるコンテンツとしても機能します。動画の本編は採用サイトに配置し、ダイジェスト版をSNSで公開するケースが多く見られます。

〜おわりに〜

採用サイトにおける社員インタビュー記事は、企業の魅力を求職者に伝える効果的なコンテンツのひとつです。しかし、その効果はインタビューを実施して掲載するだけでは生まれません。インタビュー対象者の人選・話題・記事の構成といった一つひとつの要素が、社員インタビュー記事の質を左右します。

F&S CREATIONSではコピーライターやライターが実際に社員の方々のもとへ足を運び、直接インタビューを行います。日々の業務への想いや、仕事のこだわり、やりがいと苦労といった要素を丁寧に掘り下げ、求職者が仕事の魅力をしっかりと理解できる社員インタビュー記事に仕上げます。

社員インタビューを採用ブランディングの核として機能させたいとお考えの採用ご担当者は、ぜひ私たちにご相談ください。

また、今回ご紹介した事例以外にもさまざまな企業さまの採用ブランディングをご支援しております。

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